12/13/2011

世界遺産タージマハール


インド旅行のメインはAgraにあるTaj Mahalを見に行く事!

世界遺産にも登録された、総大理石の白亜の霊廟
無ガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンにより、
22年の歳月を掛けて建設。

出産後体調を崩し、死去した愛妃ムムターズ・マハルへの
変わらぬ募る愛が、世界一美しい墓廟。

前日にミュージカルでタージマハールについて楽しくお勉強。
http://www.kalakritionline.com/Kalakriti-Taj.htm
いわゆる、インド版ウラレナって感じ。
(判る人には判るょね・笑)

皇帝の亡くなった愛妃への愛はとても深く、大きく、
世界一ゴージャスなお墓を建造するまでになった。

と、インドならではの踊りと歌の飛び交うミュージカル観覧中、
旦那さま「もし、君が先に死んだら、僕も君の為にタージマハールを建てるょ」と(笑)


翌日、張り切ってタージマハールへ。

大理石の産地であるインドとはいえ、
総大理石の建物は圧巻。
ラジャスタン地方(アグラの隣のエリア)から、
1000頭以上の象で運ばれたそう。

数年前に義理の両親が行った時には、
皇帝と王妃の棺が安置されている地下も公開されていたそう。

現在は、残念ながら複製のみを公開。
コピーとはいえ、その繊細さと贅沢さにはため息。

建物の壁には色とりどり美しいパターンが。
中国からジェイド(翡翠)、チベットからターコイズ、
アフガニスタンからラピス、スリランカからサファイア、
アラビアからカーネリアン・・・と30種類近い宝石が、
大理石に嵌め込まれている。


レリーフの花はアイリス、ポピー、水仙だと思う。 



棺の周りの柵にも繊細な職人技 
全て大理石+宝石と半貴石

壁は大理石+ブラックオニキスのライン
至る所に匠の技
壁に刻まれたヒンドゥー教典までオニキス

職人もインドのみならず、中東、ヨーロッパからも2万人とかが連れてこられたそう。。。。

ここまで説明を聞いた旦那さま
「ミニチュア版タージしか作れないかも。」
と昨夜の発言を訂正(笑)

しかし、圧巻。さすが世界遺産に登録されただけある。
人間ってすごいんだねー

なんでも、ここでみられるパターンはオリジナルで、
他の建物では見られないそう。

そのオリジナル・パターンを守る為に、
22年という歳月を掛けて仕事を終えた細工職人は、
皇帝の命により、手を切り落とされたそうで。

・・・そこまでするか。


残念ながら、お天気はこの時期特有の霧が発生。
建物全体を見渡す事ができなかったけれど、
霧の中にこつ然と姿を現す白亜の城の姿は
とてもミステリアス。
タイムスリップするような感じでした。

その後、今も伝わる職人技を見学。
大抵は家系で伝えられているのだとか。

分担作業 細かな作業の為、数時間/日が限界

一つの花も数十のピースから成り立つ

ターコイズ、ラピスラズリ、マザーパール、カーネリアン。。。
小さな小さなパーツ達

大理石を彫り、パーツで埋める。オレンジの塗装は簡単に落とせる

出来上がり。繊細な職人技 表面はとても滑らか
数人で1ヶ月くらい掛かる作品。
カフェテーブルで数万円程度。

ライトを当てるとカーネリアンが赤く透ける
幻想的な美しさ

その他、リスの毛の極細筆で描かれた微細画、
美しいパターンや刺繍が施されたサリーや織物
インドの人の手先の器用さと忍耐力、
鮮やかな色彩感覚に驚かせられました。






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